実験ノートの切れ端

妄想と思考を文字の羅列に昇華したページ。アタマのおかしな大学生がなにも考えずに綴ってます。

夢食いバクさん

むかしむかし幼い私は

きまって怖い夢を見た

怖い夢を恐れた私は

夜を恐れ泣き始めた。

ある日食べたおまけ付きの菓子

おまけで出てきたバクのミニチュア

それは悪い夢を食うと聞いて

枕元に置いて寝るようになった。



それが効果があったのは

今の私は覚えていない

何も何も覚えていない

でも今の私は

怖くない。



それどころか現実よりも

怖い夢の方が怖くない。

起きてる位ならすべてを捨てて

怖い夢の中で過ごしたい。

私の大事なミニチュアバクさん

今度は今(現実)を食べてくれませんか。