実験ノートの切れ端

妄想と思考を文字の羅列に昇華したページ。アタマのおかしな大学生がなにも考えずに綴ってます。

大腸菌君「命は皆平等?」

私は今週の実験で




大腸菌にとある酵素の遺伝子を導入して

培養して

ビーズと一緒に強い振動を与えて破壊して

(存在するであろう)酵素を抽出して

その酵素でアッセイを行った。





私は実験の為に

彼ら(大腸菌)の遺伝子を改変し

増やした上で破壊し

その中にある酵素を搾取した。






もし彼らが原核生物じゃなくて哺乳類だったら、超大バッシングを受けるだろうなぁ。。。

なんて、ふと思った。





SNSとかで「全ての命は皆平等!」という主張を安直にしている方を見ると違和感を覚えるのだけれど、今度からは大腸菌君の事も一緒に思い出しそうだ...。

結局皆どこかで「守るべき命」線を引いているのでしょうね。でもそれは悪いことじゃないし、生きていくために必要だと思います。




しかしどんなに小さな原核生物の命だとしても、自分の実験の為に亡くなった命に感謝することは忘れないようにしたいですね。だから







ありがとう、大腸菌君。







アッセイの結果は来週調べるけど
どうか君が私の求めている酵素を作ってくれている事を信じているよ...。