実験ノートの切れ端

妄想と思考を文字の羅列に昇華したページ。アタマのおかしな大学生がなにも考えずに綴ってます。

赤いバラ

あなたの首元に真っ白なバラを
ぐちゃりと刺したら
トゲトゲの棘がついたぶっとい茎を
ぶちゃりと刺したら

そこからあなたのどろどろ赤黒い血液が
どばどば どばどば びちゃびちゃと
どぶのように溢れだすのでしょうか。

そしてその白いバラは
元気一杯にあなたの血液を吸い上げて
真っ赤で綺麗な深紅の薔薇になるのでしょうか。

あなたの血ですっかり重くなった花びらは
ぼとり ぼとりと湿った音を絶てて
あなたの足元へまっすぐ散るのでしょうか。

その花びらを踏みにじって
その足で弧を描いたら
乾いた床に貴方の血液が
掠れた絵の具のように
のびるのでしょうか。

あなたの血は 止まるのでしょうか。